様々なカルテ業務について
自分のカルテを、病院でご覧になったことはありますか?
現在は、カルテの開示が法的義務となっているので、病院等の医療機関に申し出れば、いつでも見る事ができるのですが、おそらく素人が見てもほとんど内容は分からないと思いますから、疑問点は医師に聞くというのが一番良いでしょう。
医療事務のお仕事の基本業務は、カルテ業務です。
カルテには、患者さんの個人情報が記入されますから、取り扱いには十分気をつけなくてはなりません。
今では、コンピューターの普及で、電子カルテというものも登場していてすでに導入している病院もあるようですが、未だに紙のカルテをしている所も沢山あります。
紙のカルテは、患者さんの氏名、生年月日、住所、電話、保険証の内容などを全て手書きで作成します。
診療行為、処方薬、検査内容などを記載するのは基本的に医師の仕事です。
会計の時に、この医師の書いた内容を点数化して計算するという仕事をしなくてはならないのですが、これがかなり厄介で、どこの病院も同じようですが、なぜか医師の方は字にとても癖がある方が多いそうです。
日本語なのか英語なのかドイツ語なのか…解読するのにとても苦労することもあるでしょう。
しかし、長く医療事務のお仕事をしていると、不思議なことに誰でも読めるようになるようです。
そんなカルテには、様々な決まりがあります。
受付では、医療事務がまず日付印を押し、診察室へ回すのですがこの際に、気を付けなくてはいけないのが、行間と記載方法です。
カルテの行間は1行たりとも、空けてはいけません。
また、カルテに書き込む内容は全て黒または青のボールペンで記載しなくてはいけない決まりになっています。
また、後で内容を訂正する場合は、線で消し、訂正印を押すのが決まりです。
大切な個人情報のカルテの改ざんを防ぐために、このような決まりがあるということを、知らない方は多いのではないでしょうか?
カルテの記載は基本的に医師の仕事と書きましたが、実は医療事務にもカルテに書き込む仕事があります。
それは患者さんの情報です。
医療事務の仕事をしていると、患者さんととても親しくなり、医師には言いにくいことも、医療事務員には気軽に話していかれる方は結構多いものです。
病気とは関係がない事だと何気なく話される内容に、意外と病気に関わる秘密が隠れていることもあり、これらの情報が医師の診察をスムーズにさせる重要な役割を果たすこともあるのです。
患者さんの中には、お話をされるのが好きな御高齢の方も沢山いらっしゃいます。
人とお話をするのが好きな方には、とても向いているお仕事だと思います。